安らかにお眠りください、中村先生

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銃撃されたとの一報ではお怪我で命には別状ないと・・・。
帰宅して亡くなられたことを聞きました。
胸が痛い。

もう十数年前になりますが、私の住む田舎町に、同じくクリスチャンのお医者様にお招きされたのでしょうか、
講演に来て下さいました。
小さな集会所の会議室・・・

日焼けされた小さな体。
優しいまなざし。
お話に聞き入るうちに、太い肝っ玉をお持ちのかたとお見受けしました。
やさしい言葉で、良く通る声で噛んで含めるように、いや絞り出すようにお話をされました。

お金ではなく、
アフガンの人たちが自立出来る方法を考えた結果が『井戸を掘る』ことだったと。
乾いた土地に『水』がどんなに大切なものであるか、
『井戸』からさらに『灌漑用水』へと方向性を決めていらした。
農業が出来る『水』が重要と。
現地の人々と同じ暮らしをし、イスラムの人々と信仰は違っても、人間として和すことは可能だと。
それでも理解し合うのはとても困難を伴うとも。

現地の方々が井戸を堀る方法を体得し
協力して灌漑用水を引くことが出来るようにすることが重要で、
自分たちでやってあげるだけでは何の助けにもならない。
井戸も放っておけばまた元に戻ってしまったりする、用水もメンテナンスが必要。
それを彼ら自身が自信を持って出来るまで一緒にがんばらねばならないと。

志はまだ未完成であったでしょう。
この日も用水掘りの現場に向かう途中だった・・・。
一体どのような意図があって先生を襲ったのか。
襲った側にはそれなりの言い分があるのでしょうが・・・。
アフガンにとって惜しい惜しい協力者を失ったことは事実。
アフガンを知り尽くしていた方、十分注意深くもあったでしょうに。
このような形で死んでいい方ではない。

あまりに残念。
お話を短い時間伺っただけなのに・・・心を打たれた。
時を経ても思い浮かべられるあの折の感動・・・。

中村先生のご冥福と先生の遺志を継いでペシャワル会がずっと続いていくことをお祈りします。
そしてご一緒に亡くなられた皆様も安らかにお眠りください。



なんと重い言葉でしょう。世界の為政者たちに聞いてほしいです。

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先生は真の日本男児ですね。
いや世界人です。
いつか全ての国の人々が、
様々な宗教を信じる人が、
国や宗教を越えて『和す』ことができますよう。

日本の紅葉を見ずに逝かれた先生に紅葉と
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まだ咲いていた野辺の花リンドウを供えます。
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by akaiga-bera | 2019-12-04 21:37 | Trackback | Comments(2)
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Commented by eblo at 2019-12-05 03:59
悔しくて仕方ありません。
Commented by akaiga-bera at 2019-12-05 09:30
ebloさん、おはようございます。
あと20年はがんばると言っていらしたそうですね。
自分のやったことの尻ぬぐいに日々を費やしている方々とは違いました。
そこにいらっしゃるだけで存在感のある方でした。
残念です。
奥様のいつかはこのような日が来るかもと思いつつ、ずっと先生のしたいことを見守っていらした。
最強の支援者でした。
ご家族の皆様に心からのお悔やみを。
あまりに残念です。
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