なぜ議事録を削除したのか?

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すでに当ブログでも何度か取り上げた共産党 吉井議員の原発の電源が失われることの危険性についての発言。
吉井議員は長く京都大学で原子力の研究をされていた専門家でもあります。
2006年国会で『全電源喪失の可能性とそのための対策が必要』との質問に対し、
安倍総理は『日本の原発において全電源が喪失するということは全く起こりえない。』と答弁しました。
その後、この安倍総理の答弁書は、議事録から削除されました。




国会の議事録は、その時代国会で何が語られたいたかを後の時代の方々に遺産として残すもの、歴史の検証の材料ともなる大切な資料です。
今までもなかったわけではありませんが、安倍政権では、議事録の書き換え・削除がひんぱんに行われています。
公文書の改ざんも何の反省もなく、データのねつ造も当たり前になっている現政権。
削除してもこうして画像は残ってしまう時代・・・でも長い長い年月の後には正式に残るのは公文書・・・気にされていらっしゃるのかなあ???



なぜ、削除したのか?

答えは一つです、いつものあった事をなかったことにするやりようと同じですね。
この発言がどんなに重要なものか、原発が起こった後に削除したわけですから、
自分の怠慢が福一原発事故を取り返しが付かないほどの大惨事にしてしまったことを分かっているからこそ、
自分の責任を覆い隠すために第二次安倍内閣で削除したということでしょう。

茨城県の海際にある東海第二原発でも同じ心配がありました。
しかし、福一原発は東電、東海第二原発は日本原電。


日本原電の東海第二原発では、非常用ディーゼル発電機3台が自動起動。
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3台のうち1台は防水対策工事が終了直前で稼働しなかったものの2台で電源が確保でき原子炉の冷却が開始され、無事だったのです。
東電はなぜ対策をしなかったのでしょうか。
もし、東海第2原発が東電の管理下にあったのなら、茨城県だけでなく首都圏そのものが壊滅的な被害に見舞われていたことが想像できます。



事故から8年、元東電社員の炉心専門家木村俊雄氏が『津波が来る前に壊れていた』と

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このように述べた東電。このことこそ事故隠し、津波が原因ではなかった・・・・。
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東電幹部はそのことを承知の上で、資料を提出しなかった可能性が大きい。
ということは、津波対策以前の問題であり、再稼働なった原発も津波対策だけでは意味ないといえるでしょう。
原発の危険性は、地震国日本において、1ミリも進歩しておらず、相も変わらず危険そのもの。


では、東京地裁の東電幹部無罪の判決は、なぜ出されたのでしょう。

企業の責任を時の経営陣が責任を問われないとするなら一体誰がどのように責任を果すのでしょうか。
原発は自民党が長く国家プロジェクトとして推し進めてきたものです。
安倍さんは原発の知識については、私たちと同じく素人に近いでしょう。
吉井議員に指摘された折、『全電源喪失はない』と言い切り、原発事業者に対策をさせなかった罪は大きいと思います
だからこそ、安倍さんは議事録を削除させたんです。
福島第一原発事故は、
安倍さんが、謙虚に聞く耳を持ちあわせなかったことも不幸であり、東電が利益優先に走っていて対策費用を惜しんだことにもよる人災です。


私たちは学生時代『三権分立』ついて学びました。

私も幼い頭で、そうか、お互いが監視し合えば政治は国民の為になされるのだなあと思いました。
しかし、
今や国会は、安倍総理は『国会がお決めになること』と言いますけれど、与党が圧倒的数を持っているわけですから、結局は行政の思うが儘に。
最高裁判事は、今年になり全てが安倍政権になってから選ばれた人たちになりました。
東京地裁がそうだとは言い切れませんけれど、安倍官邸の人事を見ていれば、嘘をついても、知らぬ存ぜぬで言い逃れても、安倍政権を守れば出世が待っていること、
反対に、安倍政権に不利な言動をすればみな干されることを肌で感じています。
マスコミもテレビの出演者も今同じような心理状態なのかも知れません。
三権分立も機能せず、マスコミも事実を伝えない・・・。

しかし、この全ての結果は私たち国民が選んだもの

太平洋戦争時、赤紙で召集され命を失った方々には遺族年金がありますが、日本政府は空襲で亡くなった方への保証は全くしていません。
戦争がなければ死なずに済んだ人々、国家としての責任は未だ果されていません。
私たちは原発事故も含めて、もちろん電力の恩恵を受けていたものとして、胸が痛みますが、
原発事業そのものが将来日本が核兵器を持てる原材料確保のためであったり、
一部の会社の利益や天下り先確保のためであったり・・・は許しがたい・・・。

再び戦争の犠牲になることは絶対に拒否したいです。
70余年、平和を享受できた私たち世代の責任としても、孫子の時代も平和で安寧なくらしが続くために果すべき役割があると考えます。

国民が一党に大きな力を持たせた結果、かつて戦前行われていた全体主義の渦の中に巻き込まれてしまっているように見えます。
戦前・戦中、戦争遂行に非協力的な方々は『非国民』として扱われました。
戦争に行きたくなくても、国家の力で赤紙一枚で召集されたのです。


今回の東京地裁無罪判決も、安倍さんの発言に沿ったもの、3名が有罪となれば、安倍さんの責任も免れませんから。
また、東京地裁の判決は、『原発が最終的に安全が確認されなくても続けて良いと言っているようなもの』。
だって事故があったときに誰も責任をとらないのですから。
役員や社長はその責任を背負っているからこそ高給をとっているのでしょうに。






by akaiga-bera | 2019-09-22 13:23 | Trackback | Comments(2)
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Commented by eblo at 2019-09-22 16:56
今日は似たような内容になりました。
ただ、元のネタが違うので、新しいことを教えてもらいました、議事録削除は知りませんでした。
あの人が発言の責任を気にするとは到底思えません、やはり忖度だと私は思いますけど。
原発は好きだけど安全のことなんか真剣に考えたことがあるのかしら。
「自分の怠慢が福一原発事故を取り返しが付かないほどの大惨事にしてしまった・・・」絶対そんなことを思いつく人ではないと思います、ga-beraさんは優しいですね。
Commented by akaiga-bera at 2019-09-24 11:13
ebloさん、こんにちは。
小さな言い間違いも含めてお直しの多い総理発言。
このような重要なことをなおさせるとは、よほどの小心者に違いないと思ってしまいます。
自分の責任を回避するための手直し、それは『私か妻が~』発言のあと、公文書改ざんをさせた政権ですから・・・。
原発事故でふるさとに住めない人が多数いても、災害で農業被害が甚大でも、ライフラインが途絶された人たちがいても、
言葉だけ寄り添うと言うだけの方がこの国の総理だなんて、涙です。
でもそういう方を総理にした自民党に勝たせたのは国民・・・涙・涙です。
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