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小さなメディアの心意気:下関市長周新聞


『長周新聞』のコラムに脱帽です。


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私は長い間、共産党を毛嫌いしていました。
書けませんけれど、ある一つの出来事をきっかけに。
しかし、最近、現政権に対する疑問は膨らむ一方。
私の感覚は間違っているのだろうか、その検証のために、SNSをつかって調べたり勉強したりするようになりました。

その中で、これは素晴らしい考え方だなあ。
こんな事実が隠されていたのか。
外国発信のものを見れば、日本の中にいては分からないとらえ方を知り、驚いたり。
リアルタイムの情報だけでなく、過去の現実を知ったりもしました。

ニュートラルな状態で記事や文章を読んでいると、こうだといいなあと思うものに出遇ったりします。
そして、それが多くの場合、
『共産党』のものであったり、『れいわ新選組』のものであったり、野党の若い議員のものであったり、研究者のものであったり、
あるいは、右翼と言われる『花瑛塾』や『一水会』のものであったりします。
今私の『共産党』への考え方は大きく変わりました。

読んで感銘を受けたものが共産党議員のものであったりするのです。
全ての政党が税金から政党助成金(年間国民一人当たり250円、助成金総額約320億円、国会議員数や国政選挙での得票率に応じて各党に配分される)を受けていますが、
唯一共産党だけは党の考えにそぐわないとして、受け取っていません。

2019年度4月2日時点で次の金額が交付されています。
●自民党   :174億8989万円
●立憲民主党 :27億6430万円
●希望の党  :30億4295万円
●公明党   :29億4843万円
●民進党   :35億6959万円
(一部が旧希望の党・立憲・無所属へ)
●日本維新の会:13億0936万円
●自由党   :2億6918万円
●社民党   :3億7997万円
●共産党   :0円

作られたときの趣旨は、企業献金や圧力団体からの寄付を受けずにフリーハンドで政策論議ができるようにということだったのですけれど・・・。
今や特に自民党は大企業からの寄付で潤っています。
ならば、政党助成金はやめてはいかがでしょうか。



最近、この記事を目にし、とても感銘を受けています。
不勉強で、過去1・2度名前だけは聞いたことがありましたが、
成り立ちを調べると、最初は共産党の分派によるもので、今も心を引き継いで運営されているとのこと。
過去の私のように『共産党』はダメって決めつけている方もいるかも知れませんが、今、一番まともなことを主張し行動していると思えます。
右翼の論客だった故西部邁氏も、憲法学者小林節氏も共産党を髙く評価しています。

新聞を拡大して下さっても読めるのですが、あえて自分のために書き起こすことにしました。
目を通して頂ければ幸いです。



『長周新聞は書き続けます』

「大手メディアがれいわ新選組の活躍を黙殺しているなかで、
どうして山口県に拠点を置いている長周新聞は一面トップで自由に報道できるのか知りたい」
との問い合わせがメールや電話等であいついでいるので、丁寧にお答えしたいと思います。

長周新聞はいかなる権威に対しても書けない記事は一行もない言論機関であると宣言し、
今日までその立場を貫いてきました。

社会全体にとってよくないこと、社会悪であると判断した物事については誰にも遠慮せずに批判を加え、
称揚すべきはおおいに称揚し、書くべきことは書く。
それが長周新聞の生命線であると考えています。
不自由さに縛られ、口にてつをかまされた馬のように語るべき何らの機関もない、いいたいこともいえないがんじがらめにされた世の中にあって、
人間が自由にのびのびと精神を解放し、
戦争も貧困も搾取も抑圧もない豊かに暮らしていける社会を実現するために、
言論機関として役割を果さなければならないー。
そのために人と人をつなぎ、協力し、団結できるすべての力とのつながりを求め、
発信し続けることが使命であると考えます。


なぜ権力者や巨大な資本に遠慮しないで好きなことが書けるのか?
それは、彼らから金銭的に何ら世話になっていないため、遠慮する必要がないというのが一番の理由です。
創刊以来、困難な経営状態は変わりありませんが、一人一人の読者の皆様から頂く一カ月一五〇〇円の購読料、
そして夏と冬に山口県中を走り回って読者や支持者の皆様にお願いして頂くカンパ、「もっと頑張れ!」といって全国から支持者の皆様が寄せて下さるカンパ、
さらに中小零細企業や商店、病院をはじめとした方方に協力して頂く年賀・暑中見舞い等の広告料のみに依存し、
巨大な組織や団体などのスポンサーに依存することなく運営しています。
それは金銭的な困難さこそあれ、スポンサーの顔色をうかがって書くべきことが書けない、あるいは銀行を通じて圧力を加えられるというような状態を排除し、
誌面への介入を許さないためには避けられない選択です。
自由に書くべきことを書く言論活動の最大の保証でもあります。

嘘偽りなく読者・支持者の皆様に支えられ、守られ、存在しているのが長周新聞社の現実です。


世の中、なにをするにもおカネは必要となり、
カネが人を支配し、企業を支配し、かつては無冠の帝王などといわれたジャーナリズムでさえも支配されています。
背に腹はかえられない状態で安易に身を委ねてしまうと、次の瞬間から忖度を始め、いいたいことの一つもいえなくなり、
書けなくなってしまいます。
そうして武器であるペンをへし折って軍門に降ってしまい、いまや足腰が立たなくなるほどジャーナリズムが堕落してしまっています。
喜んで権力者から寿司を奢ってもらうような者までがジャーナリストを名乗っている始末です。

どうして報道できるのか?
と聞かれて思うことは、強大メディアはどうして報道できないのか?という裏返した問題です。
それはスポンサーや電通に頭が上がらないからであり、擁護している対象が権力者や資本だからにほかなりません。
私たちはそのように金銭的に支配しようとする力や誘惑を断り、逆を行くかわりに、
この目で見たれいわ新選組の台頭や日本社会の変化についてあるがままを自由に報道したいと考えています。
「誰にも何も伝えない」ジャーナリズムもどきに成り下がるのではなく、「みんなにすべてを‘伝えたい」を選択します。
その違いは、私たちが守るべきは困難な状況に置かれた民衆であり、弱者であり、それが創刊以来の信念だからです。


武蔵坊五郎




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高級日本食店でお食事会。首相動静より。
左が切れてしまいましたが、左上、時事通信
左下テレビ東京 です。
マスコミが公正な取材ができないわけですね。
胃袋をゲットされちゃっているのですから。









by akaiga-bera | 2019-09-12 22:01 | Trackback | Comments(2)
Commented by eblo at 2019-09-13 14:48
昔は身近に共産党員の方が数人いて、党員同士の規律の厳しさに反感していました。ほとんどの人が貧しい暮らしをしている時代、一生懸命弱い者のために働いている党員の生活の苦しさ(貧乏な我が家からお下がりをもらって生活するような)を間近に見ていると、魔がさすというのは誰にでもあるのではと。自民党員なら当然のことをしても共産党なら除名処分でした。気持ちのすれ違いで逆に右翼思想になったような人をテレビで観たことがあります。今はどうなのか知りませんが。
最近は自分の党の議員を減らすのを覚悟で野党共闘を主張していることに共感します。安倍政権を倒すまではと。そんな行動ができるのは、政党助成金を受けていない強みでしょう。
れいわの党首との共同記者会見、あれで他の野党が乗ってくることに期待しています。
台風被害には目もくれず、改憲のための国民への目くらまし、それしか頭にない現政権です。戦争前夜の日本から平和の日本に変わって欲しいです。
Commented by akaiga-bera at 2019-09-14 21:50
ebloさん、こんばんは。
決して豊かになれないだけでなく、ときには体を張って日々を過ごさなければならなかった時代もありました。
この前、志位さんが、共産党という名前を変えたらどうかとの声に応えて、過去、ずっと闘ってきた歴史を捨てることはなく名前も変えないとおっしゃっていました。
政党交付金を受け取らないことも、参院選は野党共闘のために、身を切って尽力しました。
そして、野党共闘での自党の名は最後にと、行動には品位があると思います。
れいわの太郎さんと志位さんが話しあわれて、野党連合政権樹立に向けて力を併せて行くことになったことに、希望を感じています。
双方気遣いのある改憲での態度、とても頼もしく感じました。
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