ヒメサユリの手前数キロのところにある湿原。
ミズバショウも残り、日当たりのよい場所ではコバイケイソウが咲き始め、湿原は広くはありませんがすぐ足もとで小さな黄色いお花やショウジョウバカマも見つけることができます。
開けた場所では足元からワタスゲがずっと・・・。こんなにたくさんのワタスゲを近くで見たのは初めて。
草地には小さな青い花、タテヤマリンドウがいっぱいに。
ところどころにツツジやズミの花が咲き、さまざまなこれからの花の花芽が・・・。夏、もっとたくさんの花々で彩られるだろう湿原を想像することができます。
たくさんのお花を撮ったのに日ごろ手持ちではほとんど写さない私、ぼけているのがたくさんだったたことが残念。
この季節の花はもう来年じゃないと写せないのですもの。軽いからと侮らず撮らないといけないなと反省。
湿原脇の林から聞こえていたカッコウやホトトギスの声、見えないけれど、すてきでした。
湿原から少し乾いた場所にでると、皆様も今頃のお山で体験かと思いますが、山を鳴らすほどの音量で鳴くハルゼミ、ここでも同じくもう耳元で・・・。
ひらっと何か飛んだので見ますと蝉のようで。探すとあちこちに。いつか無数のヒキガエルの交尾の日を目の当たりしたことがありますが、このハルゼミも一定期間に限られているのでしょう。
地上での短い命を思えば、命をつなぐことに必死になるわけですよね。
この時期になると小鳥さんのさえずりも聞こえなくなるほどなので、ちょっと困ったなと思っていましたけれど・・・。これからは応援の気持ちで聞こうと思いました。
この時期新潟県や福島県に出かけると必ず目にする美しい花、タニウツギ、見ごろ・